第4回公判記録 (刑事裁判)
- 日時: 2010年6月9日(水曜日) 13:30〜18:30
- 場所: 水戸地方裁判所 土浦支部 第一号法廷
- 事件名: 準強姦
- 事件番号: 平成22年(わ)第73号
- 被告人: 卞在昌こと ビュン ジェーチャン
公判の様子
- 弁護側冒頭陳述
弁護人が冒頭陳述を行いました。要点は以下のとおりです。
- 被告人は公訴事実(起訴状に記載された事実)の行為を一切行っていないので、
無罪である。
・犯行日とされる平成19年2月17日、被告人は、韓国から訪れた証人夫妻らを
犯行現場とされる教団施設に招き、接待していた。
・犯行現場とされる牧師室は、証人夫妻の寝室として提供されていた。
・犯行時間帯とされるのは午後3時から午後5時であるところ、
被告人は、午後3時から午後4時30分ころまでの間、証人夫妻らと共に
犯行現場とされる教団施設の周辺を散歩しており、犯行現場とされる牧師室には
いなかった。
・したがって、被告人が本件犯行を行うことはあり得ない。
- 被告人は、被害者Aさんを含む信徒に対し、聖書やプロテスタント教会で
一般的に説かれている教えを超えた教義を説いたことはない。
- 書証調べ
・手帳: 証人が平成19年2月当時使用していたとされるもの
・写真: 証人が平成19年2月17日前後に撮影したとされるもの
- 人証調べ(被告弁護人申請)
- 証人: 韓国在住のK牧師
- 主尋問 (質問者:弁護人3名)
・証人と被告人との関係
・平成19年2月に来日した経緯
・被告人方に招かれた経緯
・平成19年2月16日の行動
・平成19年2月17日の行動
・上記の行動を裏付ける写真の説明
・上記の行動を裏付ける手帳の説明
・上記の写真の保管状況
- 反対尋問 (質問者:検察官)
・証拠提出された写真以外の写真の撮影の有無
・提出されていない写真の保管状況
・撮影したものの現存していない写真が存在する理由
・写真データに記録された撮影日時の正確性
- 補充尋問 (質問者:裁判官3名)
・手帳に記載された事実の趣旨
・各写真の撮影方法及び撮影者
・証拠提出する写真を選別した基準
・来日中の行動予定が決まった時期及び経緯
- 証拠物の取調べ
CD-ROM
(平成19年2月17日前後に撮影したとされる写真の画像が記録されたもの)