第2回公判記録 (刑事裁判)
- 日時: 2010年5月21日(金曜日) 10:00〜15:30
- 場所: 水戸地方裁判所 土浦支部 第一号法廷
- 事件名: 準強姦
- 事件番号: 平成22年(わ)第73号
- 被告人: 卞在昌こと ビュン ジェーチャン
公判の様子
- 弁護人による人証の請求
計4名を請求しましたが、裁判所による採否の決定は留保されています。
- 証言予定者の退廷
証拠調べに先立ち,検察官が,傍聴席に在廷中の証言予定者2名の退廷を求めました。
弁護人は反対の意見を述べましたが、裁判長の命令により、2名は退廷しました。
- 証拠調べが行われた証拠物
- 検察官請求証拠
・「祝福の原点」(Aさんによる書き込みがされているもの)
・「信徒を目覚めさせよ」(Aさんによる書き込みがされているもの)
・「ディボーションノート」(Aさん作成のもの)
・「念書」(Aさん作成のもの)
・「メールをプリントアウトしたもの」
(Aさんから被告人に送信されたもの、及び、
被告人からAさんに送信されたもの各1通)
- 弁護人請求証拠
・「幸いな人」(平成19年2月号)
- 人証調べ (被害者Aさんの証人尋問)
※入退廷時も含め,傍聴人及び被告人から証人の状態が認識できないよう
遮へいの措置が採られました。
- 主尋問(質問者:検察官)
・国際福音キリスト教会における献身者としての生活状況について
・同教会主任牧師である被告人から受けた教えについて
・被告人から(本件公訴事実以外の)わいせつな行為を受けた状況について
・被告人から姦淫を受けた状況について
・わいせつ,姦淫行為を受けながらなぜ抵抗できなかったのかについて
・本件公訴事実について、それが犯罪被害と認識するに至った状況について
・教会を脱会した経緯について
・被告人に対する処罰について
- 反対尋問(質問者:弁護士3名)
本件公訴事実はAさんの創作であるという被告人の主張に沿った質問や意見を
投げかけた。(途中、約50分間の休廷)
- 補充尋問(質問者:裁判官3名)
・教会における役職の任免や待遇について
・教会に入会するまでの信仰生活の状況について
・教会外の人々との交流について
・姦淫の被害を周囲に相談するに至る状況について
・事件を振り返っての現在の心境について