教団や教会内の醜聞は通常、このように大規模な事件となる以前に、教団や教会内部で適正な戒規が行われ、
加害者に真実の悔い改めのプロセスを踏ませて被害者への謝罪と償いを全うさせるのが本来の姿です。
また、教団や教会の中で起こった出来事は、イエスキリストの十字架の前に、
自浄的に解決されてゆくものでしょう。健全な教団や教会は、そのような自浄作用があるものです。
国際福音キリスト教会にも、内部での解決を目指して努力した教職者や信徒たちがおりました。
しかし、国際福音キリスト教会と卞宣教師らは、セクハラを受けたという女性たちの声や謝罪要求、
教団内部の心ある教職者、信徒有志らの願いや意見に耳を貸そうとしませんでした。
頑なに悔い改めを拒む卞宣教師と、彼を守ろうとする側近たちに対面して、心ある教職者と信徒たちは限界を感じ、
2008 年末に超教派の牧師たちに助けを求めました。
相前後して、被害者たちの救出と癒しを目的とする「FOE(Faith of Esther)」が発足しました。
超教派牧師会の先生方は、
「この問題は必ず福音によって解決する(キリスト教会の内部で福音的な和解を実現させる)」という基本方針のもと、
卞宣教師に悔い改めを迫りました。それにも関わらず、卞宣教師は、悔い改めを頑なに拒み続け、
逆に被害者たちを「悪霊に憑かれた狂人」であるかのように非難し続けました。
このため、超教派の牧師会は2009 年2月、小牧者訓練会との絶縁声明を公表し、
信徒有志たちも同じ2月に卞宣教師に対し、事実を認め謝罪することを求める声明を出しました。
ところが、国際福音キリスト教会および卞宣教師らは、欺瞞的声明を公表して正当化と保身をはかるだけでなく、
名誉を毀損されたとして、超教派牧師会牧師、FOE代表者、国際福音キリスト教会信徒(有志)、
被害を訴えた女性たちに対して、弁護士を代理人に、法的措置を取ることを示唆する内容証明通知を送付するなど、
戦う姿勢を鮮明にしています。
また、教団から自発的に離脱した教職者や信徒にも次々と戒規除名処分通知を送ってきています。
その結果、さらに多くの心ある信徒たちの教会からの離脱が続いています。