今回の提訴は、卞在昌宣教師から性的な被害等を受けていた被害者のうち女性4名の方が、
卞宣教師らがその過ちと罪を認めて謝罪と償いを行おうとしないばかりか、
教会つぶしのデマ宣伝をしているかのごとく誹謗中傷を繰り返すため、
不法な行為等によって性的自己決定権を侵害されたと、
卞在昌宣教師と彼の妻愛欄、宗教法人「小牧者訓練会」、関連する株式会社「小牧者出版」、
有限会社「ポエマ」に対し、慰謝料などの損害賠償請求を行うことを決断したものです。
(原告4人の氏名等は、彼女らの名誉、プライバシーを守り、
社会生活を営めなくなるなどの二次被害を防ぐため、匿名とします)。
卞宣教師の手法は、
「自分は神が選んで霊的権威を与えた霊的指導者である」などと説いて教団内において自らの絶対的な権威を確立し、
「神のために働くには神と一体となることが重要であり、
そのためには霊的指導者である自分とひとつになる(性的な関係を持つ)ことが必要である」とか、
「霊的指導者の権威は絶対で、そのような霊的指導者の行いを責めてはならない」などと言って、
彼女らの抗議、あらがう気持ちを封じて性的自己決定権を侵害したばかりか、
心理的抑圧によって被害事実を隠し通そうとするなど極めて悪質です。
卞宣教師はこのようなやり方で、神への献身を決意し、
生活の基盤を「小牧者訓練会」および関連会社に委ねていた多くの女性教職者や関連会社女性従業員に対し
同教団施設内や卞在昌宣教師の自宅で、性的自己決定権を繰り返し侵害しました。
卞宣教師の妻、愛欄は、教団では卞宣教師に次ぐ責任役員の地位にあり、
小牧者出版の元取締役、ポエマの元取締役でした。
当然、被害女性らに対する性的自己決定権侵害を知り得る立場にあり、これらを止める義務を負っていました。
そうした義務を果たさなかったどころか、被害女性らを卞宣教師の自室に向かわせるなど、
卞宣教師の違法行為を容易にしていました。